(株)レオパレス21より国土交通省に対し、以下の報告がありました。
・同社が施工した共同住宅において、界壁、外壁及び天井が、国土交通省告示※1又は国土交通大臣認定※2に
定める仕様(以下「法定仕様」という。)に適合しない仕様となっていること
・今回の不適合に対する是正方法として、同社は、法定仕様に適合させるための改修等を行う方針であること
国土交通省は、同社に対し、所有者等関係者への丁寧な説明、特定行政庁への報告、改修等の迅速な実施、
原因究明及び再発防止策の報告、相談窓口の設置を指示しました。
※1 法令の規定に基づき、構造方法や基準等を定めたもの
※2 多様な建築材料や構造方法等の導入を可能とするため、建築材料や構造方法等について、その性能が建築基
準法に適合していることを国土交通大臣が認定する制度
(1) 国土交通省は、(株)レオパレス21が平成30年4月27日及び5月29日に公表した共同住宅の界壁の不備の事案
について、関係特定行政庁に物件リスト等を提供し、建築基準法違反の確認や是正指導等を依頼し、必要な
安全性の確保に向け、対応してきたところです。
(2) 平成30年10月4日に、同社より、当該公表の中で同社が実施するとしていた全棟調査の過程で、新たな不備
の疑いがある旨の報告がありました。
(3) 上記報告を受け、同社に対して、事実確認や該当物件の特定等を指示し、平成31年2月6日に、同社が施工し
た共同住宅1,324棟※3において、界壁、外壁、天井が法定仕様に適合しない仕様となっているとの報告があり
ました。
・ 不適合は、界壁の内部に「発泡ウレタン」が充填されており、昭和45年建設省告示第1827号(遮音性能)
に規定する仕様の一つである「グラスウール又はロックウール」と異なるものであること
・ 不適合が確認されたのは、平成8年6月12日~平成13年9月17日に着工の771棟※3であること [2]外壁について(図2) ・ 不適合は、1時間準耐火構造、45分準耐火構造又は防火構造の仕様の外壁とする必要があるにもかかわらず、
外壁に用いるサイディングの取り付け方法や外壁の下地材の間隔等が、国土交通大臣認定(認定番号 1時間準
耐火構造:QF060BE-9225、45分準耐火構造:QF045BE-9226、防火構造:PC030BE-9202)の仕様と異なる
ものであること
・ 不適合が確認されたのは、平成8年6月12日~平成13年9月17日に着工の925棟(うち、1時間準耐火構造302棟、
45分準耐火構造270棟、防火構造353棟)※3であること [3]天井について(図3) ・ 不適合は、1時間準耐火構造の仕様の床とする必要があるにもかかわらず、床の直下の天井が、「強化せっこう
ボード12.5mmと化粧せっこうボード9.5mm」又は「化粧せっこうボード9.5mm」となっており、平成27年国土
交通省告示第253号(1時間準耐火構造)に規定する仕様の一つである「強化せっこうボード12mm以上とロック
ウール吸音板9mm以上」と異なるものであること
・ 不適合が確認されたのは、平成8年3月16日~平成13年1月22日に着工の641棟※3であること
※3 界壁、外壁、天井の不適合が重複している物件があるため、[1]から[3]の棟数の合計は1,324棟に
一致しない。 [4]同社は、今回の不適合に対する是正方法として、法定仕様に適合させるための改修等を行う方針であること。
(1) (株)レオパレス21への対応 (株)レオパレス21に対して、本日、以下の対応を行うように指示しました。 [1]所有者等関係者への丁寧な説明 ・所有者等関係者に対して、事案について丁寧に説明するとともに、改修等の具体的な方針を示すこと。 [2]特定行政庁への報告 ・特定行政庁に対して、事案について可及的速やかに報告し、是正について協議を行うこと。 [3]改修等の迅速な実施 ・法定仕様に適合しない界壁、外壁及び天井について、所有者等関係者と調整の上、可及的速やかに改修等の対応
を行うこと。
・また、同社が、平成30年4月27日及び5月29日に公表した共同住宅の界壁の不備についても、引き続き、調査を
進め、所有者等関係者と調整の上、可及的速やかに改修等の対応を行うこと。 [4]原因究明及び再発防止策の報告等 ・今回の事案及び共同住宅の界壁の不備の事案の原因究明を行い、再発を防止するための改善策をとりまとめ、国
土交通省に報告し、当該報告に基づき必要な改善策を講じること。
・他に法定仕様への不適合がないか徹底した調査を行うこと。 [5]相談窓口の設置 ・相談窓口を設置し、所有者等関係者の意向を十分に把握し、誠意をもって対応すること。(2) 関係特定行政庁への依頼 ・国土交通省は、関係特定行政庁に対し、物件リスト等を情報提供し、建築基準法違反の事実確認と是正後の確認
を進めるよう依頼しました。
(1) (株)レオパレス21において、以下の窓口が設置されています。 【物件所有者】 株式会社レオパレス21 電話番号 0120-082-991 受付時間 10:00-19:00(水曜日10:00-18:00)
【入居者】 株式会社レオパレス21 電話番号 0120-590-080 受付時間 10:00-19:00 【株主】 株式会社レオパレス21 IR推進室 電話番号 050-2016-2907 受付時間 9:00-18:00(定休日 土日祝)
【報道機関】 株式会社レオパレス21 広報部 電話番号 03-5350-0445 受付時間 9:00-18:00(定休日 土日祝)
(2) 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(愛称:住まいるダイヤル)に次の消費者相談窓口を設置
しています。 【窓口】 電話番号 0570-016-100 PHSや一部のIP電話からは03-3556-5147 受付時間 10:00-17:00(土日、祝休日、年末年始を除く)
『国土交通省 2019年2月7日 報道発表資料より』
(株)レオパレス21より国土交通省に対し、以下の報告がありました。
・同社が施工した共同住宅において、界壁、外壁及び天井が、国土交通省告示※1又は国土交通大臣認定※2に
定める仕様(以下「法定仕様」という。)に適合しない仕様となっていること
・今回の不適合に対する是正方法として、同社は、法定仕様に適合させるための改修等を行う方針であること
国土交通省は、同社に対し、所有者等関係者への丁寧な説明、特定行政庁への報告、改修等の迅速な実施、
原因究明及び再発防止策の報告、相談窓口の設置を指示しました。
※1 法令の規定に基づき、構造方法や基準等を定めたもの
※2 多様な建築材料や構造方法等の導入を可能とするため、建築材料や構造方法等について、その性能が建築基
準法に適合していることを国土交通大臣が認定する制度
1. 事案概要
(1) 国土交通省は、(株)レオパレス21が平成30年4月27日及び5月29日に公表した共同住宅の界壁の不備の事案
について、関係特定行政庁に物件リスト等を提供し、建築基準法違反の確認や是正指導等を依頼し、必要な
安全性の確保に向け、対応してきたところです。
(2) 平成30年10月4日に、同社より、当該公表の中で同社が実施するとしていた全棟調査の過程で、新たな不備
の疑いがある旨の報告がありました。
(3) 上記報告を受け、同社に対して、事実確認や該当物件の特定等を指示し、平成31年2月6日に、同社が施工し
た共同住宅1,324棟※3において、界壁、外壁、天井が法定仕様に適合しない仕様となっているとの報告があり
ました。
・ 不適合は、界壁の内部に「発泡ウレタン」が充填されており、昭和45年建設省告示第1827号(遮音性能)
に規定する仕様の一つである「グラスウール又はロックウール」と異なるものであること
・ 不適合が確認されたのは、平成8年6月12日~平成13年9月17日に着工の771棟※3であること
[2]外壁について(図2)
・ 不適合は、1時間準耐火構造、45分準耐火構造又は防火構造の仕様の外壁とする必要があるにもかかわらず、
外壁に用いるサイディングの取り付け方法や外壁の下地材の間隔等が、国土交通大臣認定(認定番号 1時間準
耐火構造:QF060BE-9225、45分準耐火構造:QF045BE-9226、防火構造:PC030BE-9202)の仕様と異なる
ものであること
・ 不適合が確認されたのは、平成8年6月12日~平成13年9月17日に着工の925棟(うち、1時間準耐火構造302棟、
45分準耐火構造270棟、防火構造353棟)※3であること
[3]天井について(図3)
・ 不適合は、1時間準耐火構造の仕様の床とする必要があるにもかかわらず、床の直下の天井が、「強化せっこう
ボード12.5mmと化粧せっこうボード9.5mm」又は「化粧せっこうボード9.5mm」となっており、平成27年国土
交通省告示第253号(1時間準耐火構造)に規定する仕様の一つである「強化せっこうボード12mm以上とロック
ウール吸音板9mm以上」と異なるものであること
・ 不適合が確認されたのは、平成8年3月16日~平成13年1月22日に着工の641棟※3であること
※3 界壁、外壁、天井の不適合が重複している物件があるため、[1]から[3]の棟数の合計は1,324棟に
一致しない。
[4]同社は、今回の不適合に対する是正方法として、法定仕様に適合させるための改修等を行う方針であること。
2. 国土交通省における対応
(1) (株)レオパレス21への対応
(株)レオパレス21に対して、本日、以下の対応を行うように指示しました。
[1]所有者等関係者への丁寧な説明
・所有者等関係者に対して、事案について丁寧に説明するとともに、改修等の具体的な方針を示すこと。
[2]特定行政庁への報告
・特定行政庁に対して、事案について可及的速やかに報告し、是正について協議を行うこと。
[3]改修等の迅速な実施
・法定仕様に適合しない界壁、外壁及び天井について、所有者等関係者と調整の上、可及的速やかに改修等の対応
を行うこと。
・また、同社が、平成30年4月27日及び5月29日に公表した共同住宅の界壁の不備についても、引き続き、調査を
進め、所有者等関係者と調整の上、可及的速やかに改修等の対応を行うこと。
[4]原因究明及び再発防止策の報告等
・今回の事案及び共同住宅の界壁の不備の事案の原因究明を行い、再発を防止するための改善策をとりまとめ、国
土交通省に報告し、当該報告に基づき必要な改善策を講じること。
・他に法定仕様への不適合がないか徹底した調査を行うこと。
[5]相談窓口の設置
・相談窓口を設置し、所有者等関係者の意向を十分に把握し、誠意をもって対応すること。
(2) 関係特定行政庁への依頼
・国土交通省は、関係特定行政庁に対し、物件リスト等を情報提供し、建築基準法違反の事実確認と是正後の確認
を進めるよう依頼しました。
3. 相談窓口
(1) (株)レオパレス21において、以下の窓口が設置されています。
【物件所有者】
株式会社レオパレス21
電話番号 0120-082-991
受付時間 10:00-19:00(水曜日10:00-18:00)
【入居者】
株式会社レオパレス21
電話番号 0120-590-080
受付時間 10:00-19:00
【株主】
株式会社レオパレス21 IR推進室
電話番号 050-2016-2907
受付時間 9:00-18:00(定休日 土日祝)
【報道機関】
株式会社レオパレス21 広報部
電話番号 03-5350-0445
受付時間 9:00-18:00(定休日 土日祝)
(2) 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(愛称:住まいるダイヤル)に次の消費者相談窓口を設置
しています。
【窓口】
電話番号 0570-016-100
PHSや一部のIP電話からは03-3556-5147
受付時間 10:00-17:00(土日、祝休日、年末年始を除く)
『国土交通省 2019年2月7日 報道発表資料より』